静かなるイタリア=フランスの戦い

新年に入籍したばかりの夫婦が始めたワイン食堂シャガット。それぞれイタリアンとフレンチの料理人で、さぞ二人は仲むつまじく…と思うのが普通だろ?しかし最近、お店のそこかしこに戦火の跡が見られるようになったのだった…

黒板のメニュー

※この記事にオススメのBGM→℃-ute『何故 人は争うんだろう?』

開店してから日々メニューが増え、書き換えられていく黒板。開店からひと月が立った頃、またひとつの料理が書き足された。今思えばこの時、戦いの火蓋は切って落とされたのだ。

その料理は、

ウフ・ア・ラ・ピペラード(フランス風卵焼き)¥550-

という名の卵料理。初日から前菜の盛り合わせを飾っていた

フリッタータ(イタリア風卵焼き)¥550-

という卵料理がありながら、何の前触れもなく割って入った。

フリッタータは、旬の野菜をたっぷり入れてしっかり焼き上げる、イタリア風のオムレツ。一方、ウフ・ア・ラ・ピペラードはチーズを混ぜ込んで半熟に仕上げる、フランス風のスクランブルエッグ。トマトとカリカリの生ハムがアクセントだ。

ウフ・ア・ラ・ピペラード(フランス風卵焼き)

卵料理を固めに仕上げるか、柔らかく仕上げるか、永遠に結論が出ないと分かっていることだ。それを価格まで揃えてくるとは、イタリアとフランスの代理戦争なのか?二人は涼しい顔をしているが、この日から緊張の日々が始まった。

くすぶり始めた火が燃え広がるのは早い。黒板のメニューをよく見ると恐ろしいことが分かる。お気づきだろうか?

トリッパと豆のトマト煮込み(イタリア風)¥600-
もつの白ワイン煮込み(フランス風)¥600-

恐れていたことが!ほんのふた月でここまで!

トリッパと豆のトマト煮込み。白いんげん豆とトマトで煮込むことで、トリッパの癖を抑えた優しく甘い仕上がりとなる。さらに、熱々に温めた後にたっぷりのチーズ、香りを良くし、控えめだった塩気を補う。ああ、やってしまったよ。何て美味しいんだイタリア。

トリッパ

もつの白ワイン煮込み。もつと書いてあるがトリップ、つまりトリッパと同じハチノスである。こちらは生ハムの切り落としでとった出汁と白ワインで、ハチノスの癖を残したパンチのある仕上がりとなる。フレンチではタリア語など使わないという、頑なな意志が黒板にまで現れている。ああ、君も美味しいよフランス。

モツの白ワイン蒸し

ちなみに添えられたジャガイモはつぶして、マスタードとお皿のスープと混ぜ、ソースのようにして一緒に食べる。ただの付け合せだと思って別々に食べると損!と言うほど美味しい食べ方。

以上、妹夫婦の経営するワイン食堂シャガットのステマでした。ブログって本当にいいものですね。さよなら、さよなら、さよなら。

4月20日リリースの ℃-ute『何故 人は争うんだろう?』も必聴!

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