お先にごめん.txt

昨年、僕は弟を亡くした。それをきっかけに身辺を見直すようになった。

僕はそれほど長生きしたいと思ってないけど、もちろん早く死にたいとも思わない。ただ、40歳超えた独り者に何があるかは分からないんだなと。

自分が動けなくなったとき、自分がいなくなったとき、せいぜい役に立つのはお金だ。医療保険と特に生命保険を見直した。長生きできたときにも備えて、貯蓄型の生保に加入したので「早めに引退して気ままに生きる計画」は少し先延ばしとなった。

何と言っても面倒なのは後処理だ。自分の死を誰に知らせて欲しいのか?不動産、インフラ、金融機関などの契約はどうしてたのか?所有物は処分していいのか?それらをどうして欲しいか、一枚のメモを作ることにした。

連絡先と契約関係のリストを作るのは簡単だった。物もかなり少ない。電子化がすすんで、書籍、CD、DVDなどはほとんどなくなった。人から譲っていただいた作品は貴重な形見分けになるだろう。アイドル関連のものは喜んで引き取る人がいそう。

こうしてメモをまとめていくと、自分って意外とあっけないなあと。そう思ったら不思議と落ち着いた気分になった。なんでだろう?笑

あとは、家族と、もしかしたら親しい友人に、このメモのありかを教えるだけ。両親は嫌がりそうだが、逆に同じものを用意してくれとお願いするつもり。遺書なんてつもりは決してない。悲観されても困るので、少しおちゃらけたメッセージも入れておいた。

作成中、先頭行の文字が自動保存のときのファイル名になった。

お先にごめん.txt

うん、これでいいか。ちゃんと更新しなくちゃな。

親より先に死ぬなと言われてきた兄弟妹。当たり前のことだ。弟め、一人先に行かれるとプレッシャー高くなるっつーの。天国で反省してろ。でも、おかげで頭の整理もできた気がする。ありがとう。

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