常識「今この世界を生きているあなたのためのサイエンス」

今この世界を生きているあなたのためのサイエンス〈1〉
今この世界を生きているあなたのためのサイエンス〈2〉
を読んだ。

テロリズム、エネルギー問題、原子力、地球温暖化など、問題の多くに科学が関わっている。著者はUC Berkeleyの物理の教授で、原著のタイトル”Physics for Future Presidents: The Science Behind the Headlines”が示すように、政治的な指導者が身につけておくべき、最低限の「使える科学的知識」を講義したもの。

人倫には逆らえても、物理には逆らえない。法理には逆らえても、物理には逆らえない。事実を知ることで、口先だけのうまい話にだまされないようにしたい。科学的知識がなければ、選挙で正しい選択をすることもできないのだから。

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最底辺の10億人/苦悩する大陸/世界の半分が飢える

貧困に関する本をまとめ読み。マジでキツカッタ。読むべき本。

最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?

良書。貧困の原因として4つの罠を挙げている。紛争、天然資源、内陸国であること、劣悪なガバナンス(統治)。援助資金や物資は、それを必要とする人へ届く前に武器となる。資源は軍資金に。何よりそれをする為政者の愚かさ。そして最大の障害は「先進国の無関心」だと著者はいう。

アフリカ 苦悩する大陸

良書。アフリカの今を教えてくれる。「なぜアフリカは貧しいのか?」その理由に歴史があるのは事実。植民地時代からはじまる貧困。人種差別、部族主義、呪術主義などの文化。蔓延する内戦、伝染病。その中で一番の理由、それは政府が無能であること。権力者がだめだめ。

世界の半分が飢えるのはなぜ?ジグレール教授がわが子に語る飢餓の真実

子供への語りかけのように飢餓問題を説く。その分、上記の2冊と比べて誤解を生みそうな部分もあった。やはりこの本でも「人為的」なものが原因だと言う。

100年予測

100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図

これはスゴ本。内容は書名通り。地政学的視点から未来を読み解く。人口減や資源問題などの要素も織り交ぜ展開される予測は、説得力がありとても興味深い。(当然)根拠となるのは過去と現在なので、今の世界の形をおさらいすることもできる。固い頭をやわらかくできる。注意:あくまで予測。

世界を変えるデザイン

世界を変えるデザイン――ものづくりには夢がある

有名なのは、井戸で汲んだ水を何キロも歩いて家に運ぶ人々のために作られた、転がして楽に動かせるドーナツ型の容器。世界の90%の人々が僕らには当たり前の製品やサービスを知らない。その人たちの生活を改善する具体的なものがこの本には詰まっている。

働かざるもの、飢えるべからず。

働かざるもの、飢えるべからず。

ベーシックインカム(*1)+社会相続というシステムを作ることで、貧困は存在しなくなると語る。ただし、予想される支障やマイナス面についての考察はなく、思いつきの提案といった感。発想がとてもユニークなので社会を考えなおすきっかけになった。

目次

はじめに
「痛くない社会」の方法序説
 第一章 なぜいま、貧困があるのか
 第二章 社会相続という決定弾
 第三章 所有から利用へ
 第四章 労働2.0
 第五章 経済=物理+心理
 第六章 エネルギーがパケホーダイになる日
 第七章 幸せは使っても減らない
 第八章 デフォルトYesの世界へ
 第九章 その教育、プライスレス
 第十章 安心して死のう
 第十一章 ぼくらの宿題
 第二部 スマナサーラ長老×小飼弾対談
あとがき
コラム
 数字で見る社会相続
 本当の「税率」
 本当の「国民負担率」
 ベーシックインカムでなくなるもの
 ベーシック・キャピタル ベーシック・インカムの向こう側

*1: basic income [BI] すべての人々に無条件に一定の所得が与えられる制度

新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に

新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に

スゴ本。

著者は「ワイアード(日本語版)」や「月刊サイゾー」を創った小林弘人さん。超オモシレエです。今の「出版」と新しい「出版」の違い、今の「メディア」と新しい「メディア」の違い、を考えるのに良い。主張は鋭い。既存のメディアを非難するものではない。

最新版 投資戦略の発想法

最新版 投資戦略の発想法」を読む。

信頼する方の推薦本だったので手に取る。お金リテラシーが足りない僕にとって、テクニック云々よりも心構えから学べ、投資以前の経済入門本となった良書。

経済入門以前に自分の生活を改めるきっかけにもなりました…。